重曹でできる簡単・お手軽な脇の黒ずみ対策
調理や掃除の際に使用する「重曹」。
安価でスーパーマーケットなどでも気軽に手に入るアイテムですが、脇の黒ずみ対策にも効果があるといわれています。どのような種類を選び、どのように使用することで、重曹を脇の黒ずみ解消に活用できるのでしょうか?
どんな種類の脇の黒ずみにも効果があるわけではありません
脇の黒ずみの原因には3つの種類があります。
- 埋没毛による黒ずみ
- 肌に潤いがなくなった結果の色素沈着による黒ずみ
- 毛穴汚れからくる黒ずみ
黒ずみを解消するためには、原因に合わせた対策を行う必要があるのです。
ポツポツとした黒ずみが目立つ「埋没毛による黒ずみ」には、無駄毛処理を「抜く」から「剃る」に変えるなどの対策が必要ですし、「色素沈着による黒ずみ」には肌のターンオーバーを健全化させ保湿ケアを行わなければなりません。
重曹が効果的なのは、「毛穴汚れからくる黒ずみ」です。脇は、肌が擦れやすく、蒸れや臭いがどうしても気になる部分。
自然に出てくる汗や皮脂の汚れだけではなく、制汗スプレーやベビーパウダーなどのケアグッズも毛穴の汚れとして蓄積されてしまいます。汗や皮脂の汚れは「酸性」だとされており、酸性の汚れを中和し落とすためには「アルカリ性」の成分で洗い流してあげる必要があります。
どのような種類の重曹を使用すればいいの?
重曹ならばどんな種類でも脇の黒ずみ対策に使用して良い、という訳ではありません。スーパーマーケットやドラッグストアなどで販売されている重曹を見ればわかりますが、一般的に重曹は大きく分けて「食品用」と「医療・美容用」、「掃除用」に分類されて商品化されています。
パッケージの裏などにある成分表には「炭酸水素ナトリウム」や「重炭酸ソーダ」と表記されている場合もありますし、「重曹」のみで表記されている場合もあります。分かりにくい重曹の分類ですが、黒ずみ対策の美容グッズとして販売されている商品もあり、そのようなものが見つかった場合は、そちらを選択した方が安全でしょう。
美容グッズとしての重曹が見つからない場合は、「食品用」の重曹を選択してください。「掃除用」などで使用される重曹には、粒が荒くアルカリ性が強いものも珍しくありません。頑固な油汚れを落とすレベルの重曹では、肌へのダメージが強くなるので避けましょう。また、「食品用」の重曹であっても、添加物の多い重曹は避けてください。
超簡単!おウチでできる重曹パック
重曹パックの作り方
- 重曹と水を1:1で混ぜ合わせます
- 脇の黒ずみが気になる部分に、力をあまり入れず優しく塗りこみます
- 10分ほど放置し、パックが渇く前によく洗い流します
- 洗い残しがないことを確認し、水分を拭き取ります
- クリームや美容液などを塗り保湿ケアをすれば完了です
重曹パックによる脇の黒ずみ対策の注意点
摩擦を起こさない
摩擦は肌の黒ずみを起こす原因の一つです。
美容ケアでは、気になる部分をついマッサージしてしまいがちですが、重曹パックを塗りこむ際や保湿ケアをする際に脇の部分を揉みこむのはNG。強く塗り込んでも効果に大きな変化はありませんので、優しくタッチしてあげてください。
ただ、重曹パックを洗い流す際のシャワーは念入りに行いましょう。重曹パックの洗い残しがあれば、毛穴の汚れに繋がる可能性があります。
週に何度も行わない
より多くケアをすればより多くの効果が得られるのでは、という願望を持つ人もいるかも知れませんが、やりすぎは逆効果です。
肌のターンオーバーを活性化させ過ぎてしまえば、肌の自然回復能力も阻害してしまい余計に肌が弱くなってしまう可能性があります。重曹パックでの脇の黒ずみ対策は、週に一回程度に留めておきましょう。